【読書メモ】書くのがしんどい
「書くのがしんどい」(著: 竹村 俊助)を読んだので読書メモをまとめます。
なぜ読もうと思ったか?
仕事のコミュニケーションはテキストベースだし、チームでナレッジを共有するためにドキュメント化は必須だしで、書くことによるコミュニケーションって多いなと感じていました。
また、知識の定着のためや日々のライフログ的な意味でも、ブログ書き続けたいなぁと思っていますがなかなか重い腰が上がらない...。それもこれもまさに本書のタイトル通り、「書くのがしんどい」って感じだったので、タイトルにひかれて読んでみようと思いました。
印象に残った点や感想
本書は章ごとに「書くのがしんどい」と感じる原因とその対策が書かれています。
ぼくが特に「書くのがしんどい」と感じている原因が書かれていそうな章は以下の3つで、これらを重点的に読みました。
- CHAPTER 1 書くことがなくてしんどい
- CHAPTER 5 続かなくてしんどい
- CHAPTER 6 書けば人生は変わる
印象に残った点を書いていきます。
自分のことを発信するのは難しくても、自分のまわりで起きたことや、自分の心が動いた瞬間を書いてみればいいのです。
いちいちイライラする人や細かいことが気になる人は、生きづらいかもしれませんが、それをアウトプットすれば立派なネタになります。
「 書くことないなー」と思ってしまっていたのですが、結局自分は媒介になるだけで、些細なことでも身のまわりで心が動いたことを書いていこうという気持ちになりました。まずはなんでもいいから書いてみることが大事。
書くために日々心が動いた瞬間に忘れないようにメモを取ることもすすめられていました。
いきなり長文に挑戦しようとせず「短文→やや長文→長文」というように、書くレベルを少しずつ上げながら身につけていくといいでしょう。
Twitter -> ブログ -> 書籍 というふうにレベルを上げる。最初からブログに書こうとするから「しんどい」と思ってしまうので、まずはTwitterからポストしていこうと思いました。
きちんと言葉にしないと、わかってもらえない時代に来ているのです。
これはとても共感しました。リモートで働いているということもあり、テキストベースでのコミュニケーションが多いので。
しっかり書くことができる力が必要だと改めて認識しました。
これからやること
生産性を上げるための工夫
フルリモート勤務のため在宅で仕事をしています。リモートだとサボってしまうのでは?とかよく耳にしますが自分は真逆でうまくサボる(息抜きする)のが苦手で、ずっと座りっぱなしで集中力が落ちて、結果的に生産性が落ちている感覚があります。
さらに一日の仕事を終えた時に、「あれ、今日なんか色々やったけど、メインの案件が進捗してないぞ...なにをやっていたんだ...」ってことが結構あります。
これはいかんぞ、ということで、最近生産性を上げるためのテクニックを調べて色々試してみています。
そして、今のところ一番捗るなぁと感じているのが、「ポモドーロ・テクニック 」と「 アイビー・リー・メソッド」の合わせ技です。
ポモドーロ・テクニック
- 25分間1つのことに集中する
- 5分間休憩する
- この25分集中、5分休憩を繰り返す。3〜4周したら15分間休憩する。
アイビー・リー・メソッド
- 今日やる必要のあるタスクを紙に6つ書き出す
- 優先順に番号をふる
- 優先順にタスクをすすめて、完了したら線を引いてタスクを消す
- 終わらなかったタスクはあきらめて明日にまわす
個別でもどちらもシンプルで強力なメソッドなのですが、これを合わせて試してみていて、今のところ一番捗る気がしています。
どうやるか?
- タスクを紙に書き出し、優先順位をつける
- 優先順位の高いタスクから、ポモドーロ・テクニックを使って対応する
- タスクが完了したら、何ポモドーロで完了したかをメモする
- 終わらなかったタスクはあきらめて明日にまわす
なにがいいか?
- 1つのタスクに集中できるので生産性が上がる
- ポモドーロ数を記録しておくことで、自分の作業スピードが測れてタスクの見通しが立てやすくなる
- ポモドーロ数を記録しておくことで、「今日なにをやったんだっけ...」という状態になりにくい
ちなみに、日中は問い合わせ等諸々連絡がきますが、「ポモドーロ中はSlackを閉じる、休憩が終わったらSlackを開いて返信や対応が必要なものがあれば、ポモドーロ関係なしで対応する」というルールにしています。
また、調査などの場合はポモドーロをやっていません。ポモドーロをやるといいところでアラームがなって集中が切れて逆に困る、ということが起きるためです。
使っているツールの棚卸しをしてみる
使っているツールの棚卸しをしてみる。 数ヶ月後に見直してアップデートされているか、とか見てみると面白そう。
テキストエディタ
- Visual Studio Code
- Evernote
- 数年前からアカウント持っていたけどあまり使っていなかった
- 仕事用に1つのノートに作業ログを残している。下手にノート分けるとめんどくさくなるので先頭に新しい日付を足していくスタイル。
- 作業ログ残すことについては、higeponさんのこの記事見てやりはじめた。結構いい感じ。 https://gihyo.jp/dev/serial/01/continue-power/0009
- 仕事以外にも思いついたことメモしたり、Web記事クリップして保存したりと、仕事、プライベート問わずとりあえずEvernoteに入れるようにしている。
- Dropbox paper
- CotEditor
タスク管理
- Todoist
- UIがシンプルで好き。仕事、プライベート問わず、思いついたタスクをすべて入れている。無料だと結構機能が限られるので、もう少し使ってみて問題なければ有料にしようかな。
- Trello
- 仕事のタスク管理で少し使ったけど自分には合わなかったので使わなくなった。。
- Google Keep
- エディタっぽい使い方もできるけど、簡単なメモとかToDo管理に使っていた。Todoistは無料ではリマインド通知できないので、リマインド目的でKeepを使っていた。Todoist有料にすれば使わなくなりそう。
ファイル管理
- Google Drive
- なんだかんだ色々使っている。仕事でもプライベートでも。
- Microsoft OneDrive
- プライベートで少し。家計簿の管理とか。といってもExcelくらい。
情報収集
- Twitter
- 言わずもがな。Biz系、Tech系、みたいな感じでリスト作って流し読みしている。
- はてなブログ
- Pocket
- 気になる記事あったらPocketに入れて後から読んだり、一度読んだものを読み返したりしている。最近は全部Evernoteにまとめたほうが楽かなーと思っていて、あまりPocket使わなくなってきている。
- Google Podcasts
- Googleが出しているPodcast用アプリ。UIシンプルで良い。Podcastは”Rebuild.fm"(https://rebuild.fm/) がお気に入り。
- NewsPicks
- 経済ニュースとかを気が向いたときにざっくり見る用。
その他
- Bitwarden
- パスワード管理。無料だし使いやすく良い。
- Just Focus
- Macのポモドーロテクニックのためのアプリ。機能が限られていてシンプルでわかりやすいし、時間になったら強制的に画面にオーバーレイされて作業できなくなるので良い。
- Clipy
- TimeTree
- 家族の予定共有に使っている。
- Tabata Timer
- HIIT用のタイマーアプリ。シンプルで使いやすい。
おしまい!
感情をともなう会話はむずかしい、という話
プライベートでも仕事でも、「コミュニケーションって難しいなぁ。。」って感じることが多いので、何か気づきが欲しくて「話す技術・聞く技術」という本を読みました。
本の中では「3つの会話」について詳しく書かれているのですが、特に自分はその中の1つ「感情をともなう会話」に関して気づきが多かったので、そこに絞ってまとめていきます。
どんな問題を感じているか?
自分は会話の中で相手に合わせてしまいがちで、こんな問題点があるなぁと感じています。
- 自分の感情に目を向けず、相手の感情を優先してしまう。その結果たまに爆発する。
- 自分の感情は飲み込んだと思っていても、態度に出てしまってその結果相手を責めるような形になってしまうことがある。
特に自分と関係が近しい人、家族や友人との会話で、この感情をともなう会話のむずかしさを感じます。 アドラー心理学で出てくる、人生のタスクの「愛のタスク」ですね。一番むずかしいタスクだけれど、これを解決できると一番幸福感を得られる、というやつです。
本からの引用ですが、感情がともなう会話にはこんな問題があると書かれています。全部、身に覚えがある。。
- 感情はむずかしい話し合いの中心にあり、避けていると事態は深刻になる。
- 感情を抑えると相手の話に集中できない。
- 相手を責めたいという衝動は、感情が抑えられなくなっているときに生じる。
- 伝えられない感情はあらゆる形で会話に影響を及ぼす。声のトーンや言い回し、身振り手振りなど、最終的に爆発してしまう。感情を伝えなさすぎるために起こる。
解決するには?
自分の感情のクセを知る
自分の感情はわかっていないことが多く、感情を知るのはむずかしいことです。
感情は一般的に考えられているよりも複雑で、微妙なものである。そのうえ感情は偽装するのがうまく、自分が不快に思うような感情はもっと扱いやすい感情に姿を変える。 矛盾した複数の感情はただひとつの感情のように偽装する。そして最も重要なのは、感情は判断や非難、決めつけへと形を変えるということだ。
どんな感情を持って良いか?どんな感情は悪いのか?というのは育ってきた環境によっても異なり、感情を抱くということ自体はごく自然なことです。 感情そのものはただ存在するだけなので、感情を抱くことで自分や相手を責めてはいけません。その前提で自分がどんな感情を抱いたか、に正直になる必要があります。
感情を伝える
感情を言葉にした上で相手を攻めるのではなく、事実こう感じた、ということを伝えて一緒に話合う。
- 決めつけ、判断、責めではなく、感情を伝える
- 自分だけが強い感情を抱いていると考えない
- わたしはこう感じるのだけど、、からはじめる
まとめ - 認めることの大切さ
この一文がとても印象的でした。
だれかの感情を認めるとはどういう意味か?それは、相手の言ったことがあなたにどんな印象をあたえたかを、相手の感情があなたにとって重要であることを、あなたが相手を理解しようと努めていることを当の相手に知らせるという意味だ。
自ら伝えようとしていないのに、「伝わっているだろう」「それくらいわかるだろ」と思うのは傲慢だなぁと。 正直に伝える、ということはその時は痛みをともなう場面もあるかもしれないけれど、長い目で見ればそれが一番の解決策だということですね。 自分はしっかり伝えられる人になりたいと思いました。